松本市ジェンダー平等センターよりご依頼をいただいた講座。
市の担当者からは当初、薬膳講座はジェンダーギャップの解消に繋がらないとして企画を没にされたらしい。
目先の数字のギャップ解消が、結果的に不妊治療や更年期の悩みなどジェンダー不平等を生んでいる現実。
それを私は訴えたい。
多くの人のより良い未来を願う時、目的は同じでもやっていることが真逆の場合もある。
胸を張って、「女性のより良い未来のために活動している。」そう言える人になりたい。
そんな時は、発言に責任が生まれ、プレッシャーに押しつぶされそうになる。
そんなことを考えていた時、自らの体験を通じて薬膳を伝えていくことは、きっと私の使命だなと感じた。
誰にでもできることではなく、プレッシャーに押しつぶされそうになっても尚、伝えたい。
企画を推進してくれている委託先の方との会話がメールに残っていた。
少し前の文章で、私の記憶から除外されていたけれど、薬膳をなぜ伝えているのかという理由がここに集約されていた。
せっかくなので、その時のメッセージをここに記しておきます。
お時間許す方は読んでみてください。
今週末の講座が、無事に成功しますように。
ジェンダー平等だろうが、何であろうが、問題の根幹は自分の身体と心、生き方に胸を張れる人間が少ない事だと思いますし、それさえ出来ていれば、何も問題では無いかなと思います。
ジェンダーに関しては国ごとに文化が違うので、世界と比べるものではないと思いますし、私たち世代は昔に比べて、そんなに不便を被っていない気がしています。
もちろん、まだまだ女性の仕事は多岐に渡り、男性との役割の違いは多いですし、改善するべき部分も必要だと思いますが、それすらも、自分の生き方に自信を持てる人が増えれば、ここまでは◯、ここからは×と人に意見を言える様になり、お互いにとってのより良い形が自然に作られると思っています。社会構造を変えることも大切ですが、社会に流されない人を作ることも大切です。
私自身、この様な変化は薬膳を始めてから、自分の身体や生き方に責任を持てる様になって変わりました。
だからこそ、薬膳を多くの女性に伝えていきたいのです。
ジェンダー平等だろうが、何であろうが、あなたの身体や心、生き方はあなたの物で、全てあなたが決めていいんだよと伝え続けていきたいのです。