前回は、主にお魚で温まるものをご紹介しましたが、今回はそれ以外の食材についてご紹介いたします。
まずは鶏肉。エネルギーチャージしてくれたり、お腹を温める効果があります。また、弱った体を補う作用もありますので、病中病後、産前産後にもおすすめです。風邪をひいた時には鶏肉のお粥やスープを作ると美味しくて、元気になりますよ。
次にラム肉。こちらはお肉の中で温め効果が一番高いです。ニンニクや生姜、スパイスなどとも相性がいいので、一緒に使うことで体がポカポカ温まります。カレー屋さんでラムカレーがあったら温め効果大。冷え性さんは是非一度食べてみてください。
スパイスは全般的にお腹を整えたり、温めたりする効果のあるものが多いです。いくつかの食材にスパイスを合わせることにより、気血の巡りが良くなって、胃腸の働きが整います。お肉やお魚のレパートリーにスパイスを使う事をプラスしてみてください。焼いたものに振りかけるだけでも美味しく食べられますよ。
ニラやニンニク、生姜も体をポカポカと温めてくれます。冷えている方は少し多めにとってみてもいいかと思います。生姜は生の状態だと胃薬の働きが強く、温め効果はそんなに高くないんです。だから体を温めるために生姜を使う場合はパウダーや火の通った生姜を使うようにしましょう。
手軽に温まる飲み物として、スパイス紅茶や生姜紅茶もおすすめです。
緑茶は涼性と言って体を冷やすのに対して、発酵の進んだお茶は体を温める効果が高いです。温めの食材と一緒に飲む事で立派な薬膳レシピに変身します。
女性は体が冷えやすい生き物です。
冷え性体質の方、冬に温まりたい方は、普段の食卓にてこれらの食材を試してみてください。
普段の食事でも体の変化を感じていただけると思います。
是非、日常に薬膳のパワーを取り入れてみてください。
