先日、松本市主催の薬膳講座「女性が幸せになる薬膳」の2回目を開催いたしました。
たくさんの方にご応募、ご参加いただき、朝から会場は熱気に包まれていました。



2回目は困った時のセルフケアをテーマにお話をさせていただきました。 限られた時間の中で、どこまで中医学の世界観を伝えられるか不安でしたが、お帰りになる際に沢山の方に「お話を聞けてよかったです」とお声がけいただき、とても嬉しく思いました。
知識を伝えるだけでなく、中医学の「中庸」という考え方に基づいた、バランスの重要性をお伝えしました。私の好きな言葉、「適当」、「いい加減」は、時に悪い言葉のように扱われる事もありますが、中庸の概念からすると、極端に偏らず、柔軟に変化に対応できる「適当」や「いい加減」は、とても重要な言葉であり、目指すべき状態なのです。
それを自分に許すことにより、他者にも優しくなれて、健康にも繋がる。健康には、知識や数値的な良し悪しだけでなく、いつも心地よい状態である事も大切だと思っています。
医療従事者として20年以上の経験を経て、私がたどり着いた健康と幸せの形は、まさにこの「中庸」の状態なのです。
講義の後は、皆さんで調理をして、実食という楽しい時間が待っています。 初めましての方々とも楽しく交流しながらの時間は、新たな発見も多く、とても刺激的な時間です。 また、皆さんで一緒に食べるご飯は美味しいのなんのって。
初めての方々と作る実習は多くの方が緊張しながら臨むかと思いますが、味付けの場面、細かい調理の場面では、「適当でも良いわね。」と、どこか正解に固執することなく、楽に、自由に調理されているのが印象的でした。
決まりごとが少なく、自由に振る舞っていただくのが、私の教室のスタイルですが、それをすることによって、参加者様自身が自発的に考えて動いていただけます。 そんな動きが掛け合わさることで、私の考えてもみなかった素敵なアイデアや状態が形作られることも多いのです。
生き生きと、幸せそうにお過ごしいただけた皆さんのお顔を拝見して、私も幸せになりました。 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
キャンセル待ちも多く、参加できなかった申し込みの方がたくさんいらっしゃったそうで、同じ講座をNHKカルチャーセンターでも開催することにいたしました。
内容重複しますので、そちら考慮の上、お申し込みください。
詳細、お申し込みはこちらです。