農村女性委員会 出張講座

少し前、講師依頼を受けて地区の農村女性委員会さまへ、おうちで出来る薬膳をお伝えしてまいりました。

私がお伝えしたい薬膳は、たまにしか食べられない特別なお料理ではなく、日々の食材で心と身体を整える、毎日のおうち薬膳です。

中医学の言葉で「三因制宜」という言葉があります。
地に因り、時に因り、人に因りという意味で、その土地で出来た旬の食材がその土地に暮らす人にはとても合っているという言葉です。

日々お野菜を作り、自然と共に暮らしている皆さまだけあって、とても健康な方ばかり。
加えて、皆さま明るく、手際もいい。
私にとっては、母程の年齢の皆様ですが、元気に頑張っている姿に、私も学ぶことだらけの一日でした。

そんな中でも、自分という身体に目を向けて頂き、食事と健康との繋がりを感じて頂き、薬膳を今までよりもずっとずっと身近に感じて頂きたく、お話しをしてまいりました。

短時間の調理でしたが、多くの品数を皆さんで作り、楽しいお話しと共に食事をいたしました。

食材も、なるべく皆さまの作っているものをご提供頂く事で、私自身もとてもエネルギーを頂き、本当に素敵な時間となりました。何より、皆で作って、皆で食べる食事は本当に美味しい。

健康は知識を使うから成るのではなく、幸せな時間を過ごすから成るのだと思っています。
地域の皆様の食卓から、健康になる方をどんどん増やしていきたいです。
まずは、地産地消も本当に大切な事。
暑い中、寒い中、いつも作業されている皆様には本当に頭が下がりますが、これからも地域の皆様の健康のために美味しい食材をたくさん作っていただきたいです。

今回は入門編でしたが、これからは旬の食材を使った季節の薬膳などもまたお伝えしたいなと地元の方々に触れ、感じました。
農村女性委員会さま、この度はお呼び頂き、ありがとうございました。

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