薬膳教室 最終日

今日は、1月から続いた薬膳教室の最終日でした。
半年間、中医学の基礎から食材のこと、調理実習や日常に繋がる知識など、計65時間を共に過ごし、お伝えさせていただきました。

大切にしたい事は、単なる知識だけではありません。

皆で学ぶ時の大切さや心を通わせ合う時間、仲間がいるからこその刺激と励まし。
これらは独学やオンラインでは味わえないリアルの醍醐味ではないかなと思っています。
何より年代や境遇が違う方との触れ合いは、社会の中での自分の立ち位置や価値観などの再認識にも繋がったのではないでしょうか。

生徒様のお一人の感想に、こんなものがありました。
「これがやっと入り口だと感じました。この知識は一生付き合っていく物なんだなと思っています。
料理は苦手な私ですが、料理だけではない、もっと広い知識を学べました。」

薬膳と聞いて、お料理教室のようなものを連想する方も多いかと思いますが、教室で過ごす殆どの時間が、中医学をベースとした身体の見方やそれをどのように日常に落とし込んでいくかという座学の知識。

教室で大切にしているのは映えるお料理でも、手の込んだお料理でも、健康にこだわり抜いた食事でもありません。
今、ほとんどの方が口にしているであろう食材や、毎日向き合う自分の身体に関する意識の向け方。

また、薬膳を日常に活かすことで、自分を内観する意識や、物を俯瞰して見る意識を拡大できると思っています。

半年間、一緒に過ごさせていただいた生徒の皆様が、今後の生活に学びを活かしてくださると幸いです。
さらに学びを深めたいと思って下さった方もいらっしゃり、自分だけではなく、家族や周りの方の為にこの知識を活かしたいと意欲が湧いているようです。

私が、中医学を習う立場から、お伝えする立場に変わったきっかけは、目の前の方の喜ぶ顔に出会えたから。

日常の会話から、その方のお悩みやニーズに寄り添う事ができて、「ありがとう」と言ってもらえる。
こんなに幸せな知恵って、なかなかない。そう思いました。
この知識をお伝えしていく事で、より多くの方の幸せにアクセスできるなら教室を始めてみようと思い、勇気を出して一歩を踏み出しました。

今日までに、計43名の生徒の皆様と関わらせていただき、さらに今月よりスタートする半年コースで、20名の生徒の皆様にご参加いただきます。

セルフケアの大切さを知ってもらう事や、健康寿命を伸ばしていただく事はもちろん大切ですが、何よりも
「ありがとう」と言ってもらえる人を増やしたい。そんな風に思っています。

私の活動は小さいですが、その先に広がる笑顔や幸せを、どんどん拡大させる事ができたら嬉しいです。

今期5名の生徒様、お疲れ様でした!!!
皆様の未来が笑顔で溢れるように願っています。

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