


少し前、とんでもない暦を手に入れてしまった。
古く日本人が使っていた太陰太陽暦。
太陽の動きと月の満ち欠けを両方使いながら一年をめぐる暦
一般的によく目にする月暦は、その多くが今あるカレンダーに月の満ち欠けがプラスされていて、私の欲しいそれとは全然違うものでした。
太陰太陽暦って、図にするとどんなものになるのだろう。
世の中にあるといいなって、友人と話していたのが今年の立春前。
そして時同じくして、書家の甕えみさんは直感的に昔の暦を復活させる必要があると思ったそう。
それで、私の欲しかった暦は立春の頃に、この世に誕生したそうです。
ついこの間まで、この暦の存在を知らなかった私の元に、カフェ七十二候の店主尾崎さんより、陰陽五行に関するお話し会があるとお知らせいただきました。
行ってみると、正に私の欲しかった太陽と月の動きをミックスした素晴らしい図式と、数字は後回しで、それよりも自然界の流れを大切に表現した暦が目に飛び込んできました。
数量限定で作成された暦。
最後の一冊を運良く手に入れることができました。
季節の巡りを言葉で表現した七十二候は、どんなに異常気象と言われる現代でも現実に起きる自然現象とピタッと当てはまるし、本当にすごい。
日本語の所以や神様に関することなど、知れば知るほど、昔の日本人の持っていた感覚にただただ驚く今日この頃。
そして、動植物は何百年も何千年も前からずっと自然の法則に沿った営みをしていることにもただただ感激していました。
この現代が、暑かったり寒かったりと、いつもとは違う気候のはずなのに、変わらぬ営みができるのは、きっと気温、気候以上のサインを色々と読み取っているからかな?なんて考えていました。
でもね、ここ数日本当に感じていたのはここから先のこと。
動植物が自然の法則に沿ってちゃんと動けているのであれば、私たち人間だって同じ能力を持ってるはず!!
わぁー、人間ってなんてすごい。
素晴らしい生き物なんだーなんて、一人で感動してしまっていました。
そんなことを思った数日の後にやってきた夏至点。
大いなる存在に抗うことなく、自然に生きていれば、そのままの存在でちゃんと大丈夫。
ただいるだけでも、きっとうまくいく!
そんなことをこの暦や、七十二候や、自然界の動植物、そして自分の陽に極まったエネルギーから感じ取ったのでした。
この暦、本当に多くの方に手にして欲しい物です。
再販は検討中らしいけど、欲しい方はぜひお声をえみさんに届けてくださいね。