養生コラム⑩~「氣」について

新しい年を迎え、新年を新たな気持ちでお過ごしの方も多いかと思います。
東洋医学においては2月4日、立春を一年の始まりと捉えます。

今日はそんな始まりの時期にふさわしい、「気」のお話をしたいと思います。

氣とは?

気とは東洋医学において目に見えないエネルギー、生命の要とも言える大事な存在です。

普段あまり意識していないかもしれませんが、元気、勇気、やる気、熱気、殺気、気が付く、気が合うなど、実は言葉に表すと「気」の付く単語を当たり前に使っている事に驚くのではないでしょうか。

生きとし生ける物全てに宿るとされる「気」。これを大切に扱う事で皆様の人生にも今まで以上に厚みを増す事と思います。

まず、「気」の定義について簡単にお話しします。「気」とは生命に宿るエネルギーであり、人間だと気持ちや波動とも捉える事が出来ます。

東洋医学において「気」は体温を正常に保つ働きや、血流や身体の水分を代謝する働きがあるとされています。つまりこの「気」が少なかったり、正常に働かないと冷え性になったり、血流や代謝が悪くなったりと病気の原因に繋がるとされます。

「気」が少ないとは、簡単に言うと元気がない状態、正常に働かないとは「気」の巡りが悪い状態、つまり気持ちが何かに捉われ、怒りやイライラなどを溜めているストレスフルな状態です。

現代はストレス社会ともいわれ、気持ちを正常に保つのが難しいですよね。
病院へ行ってもストレスが原因ですねと言われてしまう経験をお持ちの方も多いかもしれません。
東洋医学においては「気」が上手く働かない事で血流や代謝が落ちるのでストレスを溜めていると、様々な病気を引き起こす事は容易に想像が出来るのです。

ご機嫌のススメ

つまり、いつもご機嫌に過ごす事は健康への一番の近道である事は言うまでもありません。

加えて「気」は身体を病気の元となる邪気から守ってくれる働きをしているので、元気がなくなると、風邪をひき易くなる事もご存じの方は多いはず。

健康の要は、いつも気持ちを穏やかに、元気に過ごす事が大切です。

さらに踏み込むと「気」は血流や代謝と連動して動くものなので、ストレスが溜まった時は血流や代謝を促す、「運動」をすることで「気」も巡り易くなるのです。

いかがでしたでしょうか?見えない「気」、これを大切にする事がいかに健康にとって大切かお分かりいただけたのではないでしょうか?

お勧め食材

最後に薬膳的観点から「気」に関する食材を紹介します。上手に取り入れる事で、今の自分に必要な体調管理を心がけてくださいね。
元気がない時に「気」を補う食材: 穀物、芋類、豆類、きのこ類
ストレスフルな時に「気」を巡らせる食材: 大葉、セロリ、ハーブなど香りの食材、柑橘系の果物、炭酸水

※このコラムは松本地域で発行されるMGプレス2023.1.25の寄稿原稿を元に記載しています

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