当たり前を疑って流れに身を任せてみる

今年の年始にUSJに行きました。
その時の出来事を記したblog。去年の受講生さんが、このブログがお気に入りだというので、一度削除しましたが、発掘してきました。
私の価値観を変えた出来事。よければ読んでみてください。
⇓⇓⇓

当たり前を当たり前に過ごす日々。

それでも、もちろんいいのだけれど、少しずつ変化を受け入れる為に、
当たり前を疑ってみる訓練を自分に課しています。
というと、少しストイックに聞こえるかもしれないけれど、
内容はとても小さな事から、人生観が変わるような発見まで様々です。

今日は私の中で人生観変わっちゃったエピソードを記してみます。

少し前、USJに行った時の事。

USJへ行くのは、家族で初めて、夫婦ではかれこれ20年ぶり?ぐらいかなって所。

今は色々と乗り物やシステムが変わっていて、年末仕事に追われた私は
チケットの購入を全て主人にお任せして、乗り物も、乗る順番もサイトをチェックしてくれていた主人の裁量にお任せしました。

結果は大正解。
朝一で頑張った甲斐があり、混雑が予想されるであろうエリアをスルスルと楽しみ、
途中は子供たちのもう一回乗りたいリクエストにも応え、楽しく順調に時が過ぎていきました。

夜になり、まだ乗っていないアトラクションが残っていて、それは優先的に乗れるようになるパスを主人が手配してくれていたライド。おそらく待ち時間一番長く、人気の乗り物です。

その名もバックドロップ!!

乗った事ありますか?
恐らくUSJの中で一番激しいジェットコースター!
の数本に一本だけ来る
後ろ向きバージョン!!!

それだけでも、なんだそりゃ?!ですが、

こう見えても実は私、、、
絶叫系が大の苦手!!!

でもさ、でもさ、当たり前を疑う事を自分に課し、
2度のジュラシックパーク・ザ・ライドにも耐え、
フライングダイナソーなんかにも、嗚咽を漏らしつつ挑戦し、

ここまで頑張ったなら、
これも乗らないと。
優先チケットも手元にあるんだし。

恐らく、もうこれに乗ったら帰らないといけない時間。

と、色々思考は巡りますが、嫌な物は嫌。

身体は正直です。

列に並ぶ時、嬉しそう、ワクワク楽しそうな家族を横目に
私は一言も発しなくなります。

顔からは表情が消え、顔色も白く。

子供達からもお母さん、大丈夫?
と言われる始末。

そう、全然!!!大丈夫じゃないんです!!!

来るんじゃなかった、今からでもやめようかな、
でも優先権が無駄になるのももったいないし…

色々考えますが、考える間も少なく、自分の番が回ってきます。

だって、そう。優先権なので。

ここまで来たら、気絶する事も辞さない覚悟で、乗り込みます。

だって、今やりたいのは、乗り物を楽しむことではないんです。
当たり前を疑う事なんです。

こんなこと、一人で考えていて、本当に変態かと思います。

とか、グルグル思考してるうちに、私は席に座っています、はい。
手元には数字の付いたボタンが!!
着席すると一人一人、耳元から流れる爆音の音楽を選べるようになっています。

気分はどん底。最低なので、目に入る言葉はhappy!

ミニオンズのテーマ曲。ハピハピいって、めちゃくちゃお気楽な曲をセレクト。

はい、動き出しました。

後ろ向きです。今、色々と当たり前を疑う覚悟はできています。

気絶する覚悟も出来ています。

ハピハピのご機嫌の音楽と共に、山のてっぺんまで来ました。

落ちました。

月がとてもとても綺麗でした。

感覚として、後ろ向きに落ちるので、宇宙遊泳のような気分です。
前向きの時のような嫌な浮遊感はそんなにはありません。

想像の恐怖ではなく、感じたままに思ったことは

前澤さーん!!!

前澤さんも宇宙に行って、無重力で、こんな景色を観てたのかな。
月が綺麗だなって。

一番の山場を過ぎ、更に綺麗な夜景が目に飛び込んできました。
その間、ずっと音楽は耳元で、爆音で、ハピハピ言っています。

不思議と、最後到着の頃には笑顔になり、拍手をしていました。
身体もノリノリに。

結果、USJの乗り物の中で一番楽しい乗り物でした。
月の綺麗な夜に乗るのをお勧めします。

何が言いたいかというと、当たり前を疑って
いつもと違う事を人生に少しずつ入れていくと、
いつもとは違う新しい発見と体験

そんな事に出会えるのかもしれないな。
だから怖がらずに感じるままに。

まずは流れに身を任せてやってみる、
そんな事も大切だなって思った出来事でした。

いつもグルグルとそんな事を一人で考えています。
でもこれは、私の人生観を変えた出来事の一つ。
忘れぬように、そしていつか誰かの為になるかもしれないので
健忘録として記しておきます。

目次