養生コラム①~風邪予防~

気の働きが低下すると

昔からよく疲れていると免疫力が下がって風邪をひく、なんて言われます。
それはどうしてでしょうか?

身体の周りをオーラの様に取り囲む働きをしている「気」。
いくつか役割がありますが、その一つが衛気(えいき)と言って、身体の中に邪気(外界にある病気の元)が入り込むのを防ぐ役割をしています。

つまり衛気の働きが低下することで体に邪気が入りこみやすくなるのです。

特に春は風が強く吹き荒れる事から風の邪気、風邪(ふうじゃ)の勢いが盛んになります。
これが衛気を突破して体内に侵入することで病気になります。

これが風邪のメカニズム。

つまり身体の外側の邪気と自分の免疫力である「気」、どちらが強いかによって風邪をひくかどうか、長引くかどうかが変わってきます。

風邪予防=「気」の働きを上げる

それでは「気」とは何か。
簡単に言うと体のエネルギーです。疲れていることによって働きも低下します。
この「気」の働きを下げないように養生する事が風邪予防では大切です。

よく食べ、よく寝て、ストレスを溜めない、身体を冷やさない生活

これらは全て「気」の働きを良くするために必要な養生法です。

補気の食材

食べ物で言うと穀物、芋類、豆類、きのこ類で「気」を補う事が出来ます。冷えは万病の元なんて言いますが、冷えると体の中にある免疫力の働きも低下します。体温は36℃以上、欲を言えば36.5℃以上ある事が理想です。

体温を上げる工夫

身体を温める為に必要なことは何でしょうか?

よく皆さんは温める事に目を向けがちですが、東洋医学は全て予防の観点から生活を整えます。つまり冷えを入れない工夫から大切になるのです。首、手首、足首を冷やさないのは当然の事ですが、それ以外にも頭や耳を冷やさないようにすることが大切です。皆さんは帽子を被る習慣はありますでしょうか?

そして、お腹を冷やさない事。ホッカイロを張るよりも大切なことは冬の間は生ものや冷たい飲み物を控える事。冷たい食べ物には火の通った温かい食べ物を組み合わせることにより、胃腸の温度を体温以下に下げない工夫が大切です。

下半身の筋力を上げることも体温向上に役立ちます。体に負担にならない程度にウォーキングやスクワット、筋トレ等を継続することをお勧めします。

風邪のひき始めにお勧めの飲み物

更に今回は温まりたい時や喉の調子を整えたい時に親子で飲めるホットドリンクを紹介します。

杏仁霜(きょうにんそう)と葛粉をコップに小さじ1ずつ入れ、少量の水で溶いてから湯を100ccほど注ぎよく混ぜて飲みます。杏仁は肺に潤いを与え、咳と鼻水に効果的!
葛は葛根湯の元になっている位、ひき始めの風邪を払う効果があります。どちらもスーパーで手軽に手に入れる事が可能です。少し寒い日の夜や風邪をひいた時、咳の出る日は是非こちらのドリンクを試してみてください☆

※このコラムは松本地域で発行されるMGプレス2022.3.23の寄稿原稿を元に記載しています。

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