花粉症はつらい鼻水が特徴的。それ以外に目の症状、肌の症状も起こり、繰り返す人も多く、悩みの原因ですね。
中医学では日々の暮らしを見直すことでゆっくりと体質改善を目指すので、抗アレルギー剤と一緒に養生する事も大切です。
花粉症の原因
一言に花粉症と言っても様々な原因がありますが、肺や胃腸のエネルギーが不足する事による虚弱体質について説明します。
中医学で鼻と関係する五臓(臓器)は肺。肺のエネルギーが不足することで肺や鼻の症状に繋がります。
マスク生活で衰えた肺の働きを良くするためには深呼吸。気づいた時に深呼吸することを大切に生活してください。
余分な水分を溜めこむことも花粉症を引き起こす原因の一つとして知られています。
冷たい食べ物、暴飲暴食は胃腸の働きを低下させ、余分な水分を体にため込む原因の一つとなります。
加えて近年、免疫には腸活が関係するなんてことも周知の事実となりました。朝一杯の白湯から始めて内臓を温め、免疫力を上げる事も必要ですね。免疫力の一つの指標となるのが体温、36℃以上を目指しましょう(こちらは養生コラム①を参考に)
深呼吸と体温維持は花粉症に限らずどんな病気においても一番大切な健康法です。
日常から意識して過ごしてくださいね。
お勧め食材
鼻づまりがひどい時はミントティーをお勧めします。
食材では、肺にいいとされる白い食材のレンコンや大根、水分の排出を良くしてくれるゴボウも効果的。調子が悪い時はこれらを意識して少し多めに摂り入れる事もお勧めです。普段の味噌汁にどんどんプラスしてくださいね。
花粉症のツボ
最後に、鼻詰まりを解消するツボのご紹介(イラスト参照)
小鼻の上、鼻骨の下部分にある迎合。こちらを数回押してあげると血流が良くなり、鼻の通りが改善します。
一日に数回試してみてくださいね。
※このコラムは松本地域で発行されるMGプレス2022.4.27の寄稿原稿を元に記載しています。