養生コラム③~梅雨の養生~

梅雨はどんな季節でしょう?

雨がしとしと
おうちから出られない日々が続き、空はどんより

天人合一

「天人合一」
これは中医学で大切な言葉の一つです。
自然界を大きな宇宙と捉える時、自分自身の身体を小さな宇宙と捉えます。

つまり、雨がしとしと降る季節は私たちの身体も湿気をはらみ、空がどんよりして、外出がしづらく、私たちの心もどんよりすると考えられます。

気血水でこれを捉えると水が増えることと、気が停滞すると考えられるのです。
よって、身体に溜まりやすい余分な水を排出して、気の巡りを良くする、気持ちをリフレッシュする養生が大切になります。

お勧め食材

余分な水を排出させる代表的な食材は豆類、はとむぎ、とうもろこし。
私は手軽にたくさん取り入れる事が出来るお茶でこれらを補います。
黒豆茶、はとむぎ茶、とうもろこしのひげ茶などを梅雨~夏に飲むことで湿気による体の負担を軽くする事が出来るのです。

季節に限らず、むくみやすい方やお天気によって頭痛やめまいが起きやすい方に効果的な養生法です。

気の巡りを良くするためにはリフレッシュ食材としては柑橘系、ハーブ、スパイス、香味野菜などの香りのいい物がお勧めです。

梅雨の養生

食べる事ももちろんお勧めですが、食べるだけでなく、手軽に使えるアロマスプレーなども、是非生活に取り入れてみてください。マスクや衣類、部屋の香りのちょっとした気分転換にさっと使う事が出来るので手軽です。

たまの晴れ間には積極的にお洗濯やお出かけを。体を整えると気持ちも整う。体と心の繋がりを感じながら生活してくださいね。

※このコラムは松本地域で発行されるMGプレス2022.6.1の寄稿原稿を元に記載しています。

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